2011年6月26日日曜日

CmdLibのプロパティ

プロパティ名
ScriptingHost

概要
実行するスクリプトアプリケーション

詳細
実行するスクリプトアプリケーションを参照・指定することができます。
初期値は、WScriptです。

CmdLibのメソッド

メソッド
validateDateTime

概要
WMIで認識できる日付型文字列のチェック

構文
validateDateTime(strDateTime)

パラメータ
strDateTime...文字列
詳細:
strDateTimeに指定した文字列が、WMIで認識できる日付型として妥当かどうかをチェックします。
妥当であればTrue、そうでなければFalseを返します。

メソッド
changeToWMIDateTime

概要
WMIで認識できる日付型文字列に整形

構文
changeToWMIDateTime(strDateTime, strTimeZone)

パラメータ
strDateTime...日付型文字列
strTimeZone...タイムゾーン

詳細
strDateTimeに指定した日付型文字列を、WMIで認識できる日付型に整形して返します。
strTimeZoneに指定した文字列は、整形した日付型文字列の最後尾に付加されます。

メソッド
matchPattern

概要
正規表現によるパターンチェックを行う

構文
strMatchPattern(strMatchPattern, strPhrase)

パラメータ
strMatchPattern...正規表現パターン
strPhrase...文字列

詳細
strMatchPatternに指定した正規表現パターンに、strPhraseに指定した文字列が合致しているかどうかをチェックします。
合致した場合は、合致した件数を返します。何も合致しない場合は、0を返します。

メソッド
vbPrintf

概要
パラメータ付きのメッセージを表示

構文
vbPrintf(strPhrase, args)

パラメータ
strPhrase...表示するメッセージ(%1, %2, ...の形式でメッセージにパラメータを指定可能)
args...strPhraseにパラメータを指定した場合、そのパラメータの値

詳細
strPhraseには、表示するメッセージを指定します。
%1, %2, %3, ...のようにパラメータを指定することができます。
strPharaseにパラメータを指定した場合、そのパラメータに渡す値を配列で指定します。

メソッド
getPassword

概要
パスワードを表示

構文
getPassword()

詳細:※
使い方がわからない。
getPassword()メソッドを実行すると、「パスワードを入力してください」のメッセージが表示される。
InputBoxではなくメッセージボックスのため、パスワードを入力することができない。
また、「OK」ボタンしかない。
「OK」ボタンをクリックすると、「処理しています…」のメッセージボックスが表示される。
このメッセージボックスも、「OK」ボタンしかクリックすることができない。
戻り値も空。

メソッド
wmiConnect

概要
WMIに接続する

構文
wmiConnect(strNameSpace, strUserName, strPassword, strServer, blnLocalConnection, objService)

パラメータ
strNameSpace...名前空間
strUserName...ユーザー名
strPassword...パスワード
strServer...ホスト名
blnLocalConnection...ローカル接続ならTrue、そうでなければFalse(参照渡し)
objService...サービスのインスタンス(参照渡し)

詳細
指定した条件でWMIに接続し、成功したらTrue、失敗したらFalseを返します。
strNameSpaceには、接続するWMIの名前空間を指定します。
strUserNameに接続するユーザー名、strPasswordに接続ユーザーのパスワード、strServerに接続するホスト名を指定します。
blnLocalConnectionには、ローカル接続であればTrue、そうでなければFalseを指定します。
指定したユーザー名、パスワード、ホスト名でWMIに接続できない場合、ローカルマシンであれば現在の接続ユーザー情報で再接続を試みます。
この時点でWMIに接続できた場合、blnLocalConnectionは必ずTrueを返します。
objServiceは、接続に成功した場合はサービスのインスタンスを返します。

メソッド
getHostName

概要
ホスト名を返す

構文
getHostName(ObjService)

パラメータ
ObjService...サービスのインスタンス

詳細
ObjServiceに指定したサービスからホスト名を返します。
ホスト名を取得できなかった場合は、文字列"N/A"を返します。

メソッド
getUserName

概要
ユーザー名を返す

構文
getUserName(ObjService)

パラメータ
ObjService...サービスのインスタンス

詳細
ObjServiceに指定したサービスからユーザー名を返します。
ユーザー名を取得できなかった場合は、文字列"N/A"を返します。

メソッド
getDomainName

概要
ドメイン名を返す

構文
getDomainName(ObjeService)

パラメータ
ObjService...サービスのインスタンス

詳細
ObjServiceに指定したサービスからドメイン名を返します。
ドメイン名を取得できなかった場合は、文字列"N/A"を返します。

メソッド
getArguments

概要
パラメータに指定した配列とインデックスから該当する値を返す

構文
getArguments(StrVarName, strVar, intArglter, blnAllowNegativeValues)

パラメータ
StrVarName...エラーメッセージに出力するパラメータ(表示したい配列のフィールド名など)
strVar...指定したインデックスの値(参照渡し)
intArglter...配列のインデックス(参照渡し)
blnAllowNegativeValues...数値チェックを行う場合は、True、そうでなければFalseを指定

詳細
StrVarNameは、指定した内容にエラーがあった場合、エラーメッセージに付加する文字列を指定します。
たとえば、表示したい配列のフィールド名などを指定します。
strVarには、指定したインデックスに存在した値を返します。
intArglterには、配列のインデックスを指定します。
blnAllowNegativeValuesには、数値チェックを行う場合はTrue、数値チェックを行わない場合はFalseを指定します。
指定した条件より配列から値を取得できた場合はTrue、指定した条件に誤りがあった場合はFalseを返します。

うまく動かない。
エラーメッセージは表示されないものの、戻り値はFalseとなる。

メソッド
checkScript

概要
実行されているスクリプトの種類を返す

構文
checkScript()

詳細
実行されているスクリプトの種類を返します。
cscriptなら2を、それ以外なら0を返します。

メソッド
LengthinBytes

概要
指定した文字列のバイト数を返す

構文
LengthinBytes(strString)

パラメータ
strString...文字列

概要
strStringには、バイト数を調査する文字列を指定します。

メソッド
trapError

概要
エラーメッセージを表示する

構文
trapError(strIn)

パラメータ
strIn...任意の文字列

詳細
エラーが発生している場合、エラーに該当するメッセージを表示して戻り値にTrueを返します。
エラーが発生していない場合は、戻り値にFalseを返します。
strInには、呼び出し元のメソッド名などの任意の文字列を指定します。

メソッド
packString

概要
文字列に空白を付加する

構文
packString(strString, intWidth)

パラメータ
strString...文字列
intWidth...バイト数

詳細
strStringに指定した文字列に対し、intWidthに指定したバイト数に達するまで空白を付加します。
strStringに指定した文字列がすでにintWidthに指定したバイト数以上の場合、そのバイト数までの文字列をカットします。

メソッド
getMaxStringLen

概要
配列の中から最も長い文字列のバイト数を返す

構文
getMaxStringLen(arrStrings)

構文
getMaxStringLen(arrStrings)

パラメータ
arrStrings...文字列型配列

詳細
arrStringsに指定した文字列型配列のなかから最も長い文字列を検索し、そのバイト数を返します。

メソッド
showResults

概要
2次元配列の内容を指定したフォーマットで返す

構文
showResults(arrHeader, arrResultsArray, arrMaxLength, strFormat, blnPrintHeader, arrBinHide)

パラメータ
arrHeader...配列(ヘッダー)
arrResultsArray...配列(データ)
arrMaxLength...配列の最大長
strFormat...出力形式("LIST", "CSV", "TABLE")
blnPrintHeader...ヘッダー表示有無
arrBinHide...0以外を指定したインデックスは非表示にする

詳細
arrHeaderには、配列のヘッダーを指定します。
arrResultsArrayには、内容を表示したい2次元配列を指定します。
arrMaxLengthには、各配列の表示時の最大長を指定します。
strFormatには、出力形式を指定します。
指定できる出力形式は、"LIST", "CSV", "TABLE"の3パターンです。
それぞれの出力サンプルは、次のとおりです。

LISTの場合
コード: 100
名前: テスト1
日付: 2010/10/01

コード: 200
名前: テスト2
日付: 2010/10/02

コード: 300
名前: テスト3
日付: 2010/10/03

CSVの場合
"コード","名前","日付"
"100","テスト1","2010/10/01"
"200","テスト2","2010/10/02"
"300","テスト3","2010/10/03"

TABLEの場合
コード 名前 日付
----------- ----------- -----------
100 テスト1 2010/10/01
200 テスト2 2010/10/02
300 テスト3 2010/10/03

blnPrintHeaderには、ヘッダーを表示するかしないかを指定します。
ヘッダーを表示する場合はTrue、表示しない場合はFalseを指定します。
フォーマットが"CSV"もしくは"TABLE"にした場合のみ、効果があります。
arrBlnHideにて、0以外を指定したインデックスは非表示となります。

2011年6月2日木曜日

Microsoft.CmdLibについて

Microsoft.CmdLib
    対象OS…WindowsXP

    概要…VBS Library

    パス…C:\WINDOWS\system32\cmdlib.wsc

    全メソッド…
        checkScript
        vbPrintf
        getHostName
        getUserName
        getDomainName
        LengthinBytes
        getPassword
        trapError
        getArguments
        wmiConnect
        packString
        getMaxStringLen
        showResults
        validateDateTime
        changeToWMIDateTime
        matchPattern

    全プロパティ…
        ScriptingHost

    その他…
        拡張子(.wsc)。Windows Script Componentの略。
        実体は、XMLファイル。UTF-8形式で保存されている。